プロフィール
こたつさん(「英会話を学ぶ旅」運営者)
30歳から英語学習を始め、会社員として働きながら平日は3〜4時間、休日は約8時間勉強。単語学習、英語日記、オンライン英会話を組み合わせて学び、カナダのバンクーバーへ留学しました。
この記事は、2025年7月にnoteで公開したインタビューを移したものです。学校や仕事、ブログなどの状況は取材当時の内容であり、現在とは異なる可能性があります。
この記事は「英語の勉強について発信されている人の中で、私が気になる人に話を聞く」という企画です。今回は「英会話を学ぶ旅」というブログを運営しているこたつさんにインタビューしました。
こたつさんに話を聞きたかったのは、「30歳から英語学習を始めた男性」「カナダのバンクーバーで留学している」「英語の勉強方法をブログで発信している」と、私との共通点が非常に多かったためです。

だいやん: 初めまして、こたつさん。本日はよろしくお願いします。
こたつ: よろしくお願いします。
だいやん: 早速ですが、英語学習を始めたときの語学力はどのくらいでしたか?
こたつ: 英語学習を始めたのがちょうど30歳のときなのですが、その時は完全にゼロですね。卒業してからまったく英語に触れてこなかったので、中学英語も忘れてしまっているレベルでした。
だいやん: 学習を始めたきっかけは?
こたつ: 単純なのですが、失恋したときに「このままの自分じゃダメだな。自分に誇れるものが何もないな」と思って、「自分を変えたい!」と思ったのがきっかけです。そのとき、たまたまYouTubeで好きな芸能人やアーティストが英語を話している姿を見て、かっこいいな、自分も英語を話せたらいいなと思い、英語学習を始めることにしました。
だいやん: そこから、どのような経緯でカナダへ留学するまでになったのですか?
こたつ: 最初、英語学習はただの趣味だったのですが、英語の楽しさにはまって、2年くらいたった頃から漠然と海外に住んでみたいと思い始めました。当時は会社員として働き、管理職になって、もちろんやりがいもありましたが、しんどいこともたくさんありました。「この働き方で自分は幸せなのかな」と悩むこともありました。ちょうど英語力も伸びてきた頃で、何か英語を使って自由に生きていけたらいいなと思い、会社を辞めて留学する決意をしました。
だいやん: 日本で英語を使える職場で働こうという考えはなかったのですか?
こたつ: なかったですね。どちらかというと、海外に住んでみたいという気持ちが強かったです。
だいやん: 留学することに、ためらいはありませんでしたか?
こたつ: はい。怖かったです。でも、後で後悔するほうが怖かったというか。「あのとき、こうすればよかった」と思いたくなかった。それが一番大きかったですね。
英語の勉強方法
だいやん: 2〜3年ほどで英語力が伸びたとのことですが、当時はどのくらい勉強していましたか?
こたつ: 朝6時くらいに家を出て、電車で単語を覚え、そのまま会社の近くのカフェで勉強していました。仕事終わりにもカフェに寄って勉強し、帰りの電車でも単語を勉強して、家に帰ってからオンライン英会話をするという感じでした。仕事以外の空いている時間は、ほとんど英語を勉強していました。
だいやん: すごいですね。時間でいうとどのくらいですか?
こたつ: 平日は3〜4時間くらいです。休日もスターバックスなどへ行って、1日中勉強していました。
だいやん: 休日は8時間くらいですか?
こたつ: はい。そのくらいです。


だいやん: 具体的な勉強方法を教えてください。
こたつ: 最初の1年くらいは基礎、つまり文法や単語などを中心に勉強し、独り言やオンライン英会話でアウトプットしていました。それ以降は、新しい単語を覚える、英語日記を書く、オンライン英会話で添削してもらう、という流れでした。
だいやん: 英語日記研究所では英語日記の効果を伝えているため、少し深掘りさせてください。どのように英語日記を書いていましたか?
こたつ: 移動中は単語を中心に勉強していたのですが、そこで覚えた単語の中から、使ってみたいものを日記に入れるようにしていました。
だいやん: 1日10個入れる、といった目標はありましたか?
こたつ: いえ、特にないですね。「この単語を使えたらかっこいいな!」というものを選んで書いていました。
だいやん: 日記1回にかける時間はどのくらいでしたか?
こたつ: 15〜20分くらいです。ノート半ページほどを毎日書いていました。その後、パソコンに打ち直してオンライン英会話の先生に送り、レッスン中に添削してもらっていました。私はCamblyというオンライン英会話サービスを使っていたのですが、仲良くなった先生は授業の前に確認してくれました。

英語日記とオンライン英会話
だいやん: オンライン英会話では、どのようなことを話していましたか?
こたつ: 最初に英語日記を添削してもらい、その後は日記の内容を深掘りしながら会話していました。そういうことをしてくれる先生を選んで受講していました。
だいやん: どのくらいの期間、続けていましたか?
こたつ: 英語日記は6か月ほど毎日書いていました。その後は、日記を書きたい気分のときに書いていました。
だいやん: 単語学習、英語日記、オンライン英会話を組み合わせていたのですね。勉強方法はどうやって考えたのですか?
こたつ: いろいろなYouTubeや記事を見ました。僕は社交的ではないので、一人でできるもののほうがいいと思って選びました。英語日記は、新井リオさんの『英語日記BOY』という本を読んで知りました。
だいやん: 語学学校には通わずに学んだのですか?
こたつ: 通っていません。
だいやん: その勉強は役に立ちましたか?
こたつ: はい。今でも、当時英語日記に書いた表現を使っています。
だいやん: どのくらいで英語力がついてきたと感じましたか?
こたつ: 2〜3年くらいですね。海外へ行ってもある程度やっていける自信がつき、留学を決意しました。
カナダの学校
だいやん: カナダでは何を勉強しているのですか?
こたつ: デジタルマーケティングです。2年半のプログラムで、今ちょうど1年がたちました。
だいやん: 英語で授業を受けているとのことですが、内容は理解できますか?
こたつ: 最初は本当に理解できませんでした。先生が冗談を言っても、なぜ周りが笑っているのか分からないこともあり、授業は6割くらいしか理解できませんでした。日本にいるときはスピーキングを中心に学習していたので、リスニングにとても苦労しました。そのため、カナダへ来てからはリスニングを中心に勉強しています。
だいやん: どのように勉強しているのですか?
こたつ: イマージョン学習と呼ばれるらしいのですが、とにかく英語を聞く時間を増やしています。毎日たくさん英語を聞いて、知らなかった単語をメモしたり、聞き取れない部分を分析したりしています。
だいやん: 今は授業についていけますか?
こたつ: はい。当時よりリスニング力が上がったと思います。今は8割ほど聞き取れるようになりました。それでも、ジョークの言い合いなどは分からないことがあります。
だいやん: 学校では、どのような人たちと勉強しているのですか?
こたつ: 私が参加しているプログラムには、ネイティブの人はほとんどおらず、留学生が多いです。ただ、南米から来た学生などは英語がとても上手で、少し圧倒されました。

カナダでの仕事探し
だいやん: どのような生活をしているのですか?
こたつ: 最近、カフェの仕事が決まりました。朝からカフェで働き、夕方から夜まで学校へ通う生活です。
だいやん: カフェの仕事を見つけるのは大変でしたか?
こたつ: とても大変でした。レジュメをたくさん配ったのですが、それでもなかなか仕事が決まりませんでした。もともとカフェなど飲食店での経験がなかったため、それだけで断られることもありました。何度もレジュメの内容を見直し、配ることを繰り返して、ようやく見つかりました。
だいやん: 金銭面はどうしているのですか?
こたつ: 仕事が決まるまでにかなり時間がかかったこともあり、貯金を切り崩しながら、工夫して生活しています。
だいやん: 現地でつらかったことはありますか?
こたつ: 今のカフェとは別に、以前働いていた職場があったのですが、英語を聞き取れず3日目で解雇されてしまいました。苦労して得た仕事をすぐに失い、つらかったですね。ほかにも、グループでの会話になかなか入れなかったり、思うように英語力が伸びなかったりして、精神的につらいときもたくさんあります。ただ、それも含めてよい経験なのかなと思っています。
だいやん: よかったことは?
こたつ: いろいろな国の人と友達になれたことです。30代になるとコミュニティが決まってしまいがちだと思うのですが、そこをいったん抜けて、新しい人たちと出会えたことはよかったと思います。
だいやん: 学校には、いろいろな国や年代の人がいるのですか?
こたつ: そうですね。10代の人もいれば40代の人もいて、南米やアジアなど、いろいろな国から来ています。
ブログ「英会話を学ぶ旅」
だいやん: ブログを始めたきっかけは何ですか?
こたつ: 会社を辞めて海外留学しようと決めた頃に、内向的でマイペースな自分にもできることは何かを考えました。英語だけを学ぶ語学留学をするつもりはなかったので、英語とは別のスキルが必要だと思いました。ブログやWebライティングは、コツコツ取り組む自分に合っていると思いましたし、マーケティングの知識も身につくと考えました。「30歳からの英語学習の経験を書けば、興味を持ってくれる人もいるかもしれない」と思ってブログを立ち上げました。
だいやん: ブログを始めてよかったことはありますか?
こたつ: 今、デジタルマーケティングを学んでいるので、先にマーケティングの基礎へ触れられたことはよかったです。何も知らない状態で、カナダでデジタルマーケティングを英語で学んでいたら、もっと苦労していたと思います。少しでもSEOなどの知識があってよかったです。また、マーケティングの仕事を探すときのポートフォリオにもなります。
だいやん: ブログを運営していて、大変だったことはありますか?
こたつ: どれだけ一生懸命、時間をかけて書いても、読まれないことがあるのがつらいですね。とてもよい記事が書けたと思っても、検索順位が上がらず、アクセスがまったくないこともあります。
だいやん: とてもよく分かります。
こたつ: 今は上位に上がっている記事もいくつかありますが、結果が出るまでにはとても時間がかかりますよね。
だいやん: ブログとはどのように向き合っていますか?
こたつ: 時期によって変わります。ブログに集中するときと、離れているときがあります。今はまとまった時間が取れず、少し離れてしまっています。ただ、ブログを書くこと自体は好きなので、また力を入れたいと思っています。
だいやん: こたつさんは、内容も量もある記事を書いていますが、どのくらい時間をかけていますか?
こたつ: 記事によりますが、長いものだと1記事に15〜20時間かけています。キーワードを決め、競合記事を分析するなど、SEOを意識して取り組んでいます。
英語学習を続けられた理由
だいやん: 英語学習を始めても、モチベーションが続かない人は多いと思います。こたつさんは、なぜ学習を続けられたのですか?
こたつ: 単純に、楽しいと思えたからですね。英語を始めてからできた友達がたくさんいます。英語はコミュニケーションのための道具なので、もし始めていなかったら、その人たちとは出会えなかったと思います。そういう人とつながる楽しさが、自分のモチベーションだったと思います。
だいやん: 日本にいるときは、どうやって友達を作ったのですか?
こたつ: オンライン英会話の先生と仲良くなり、直接会ううちに友達になりました。
だいやん: 英語が嫌になり、やめたくなることはありませんでしたか? また、順調に英語力は伸びましたか?
こたつ: やめたくはなりませんでしたが、順調ではありませんでした。今はある程度の内容ならアウトプットできますが、思ったことを言えない時期も長く、そのときはつらかったです。勉強しているのに何も変わらない自分にもどかしさを感じていました。それでも、英語が上手になりたいという気持ちが強かったから頑張れたのだと思います。
今後の生活
だいやん: 今後、どのような生活をしていきたいですか?
こたつ: 今の学校のプログラムでは、半年後にインターンが始まります。まずはそこで実践的なデジタルマーケティングの知識を身につけたいです。将来的には、その知識を使ってフリーランスとして働きたいです。カナダではさまざまなことに挑戦し、いろいろな人と関わりながら英語力も高めていきたいですね。
まとめ
こたつさんが、日本にいるときから本気で英語学習へ取り組んでいた話が特に印象的でした。単語を覚えるだけで終わらせず、英語日記で使い、オンライン英会話で添削してもらい、その内容について話す流れは、学んだ表現を実際に使えるようにする具体的な方法です。
こたつさんが英語日記を知るきっかけになった本は、『英語日記BOY』の要約と実践法で紹介しています。これから書き始める方は、英語日記の効果的な書き方も参考にしてください。
こたつさんは、英語の学習方法を紹介するブログ「英会話を学ぶ旅」を運営しています。30代からの学び直しについては、30代からの英語は遅くない!人生を変える、英語力ゼロからの勉強法で詳しく紹介されています。
こたつさんが実践した「英語日記を書く→添削を受ける」という流れは、当サイト運営者が開発するLangJournalでも始められます。

