Duolingoを無料版で使い、連続記録が30日になった。基本は1日1レッスン、約5分。途中でストリークフリーズを6回使いながら続けた。
使ってみた感想は、アプリの演出が楽しく、隙間時間に取り組みやすいというものだ。一方、選んだ難易度は自分にはかなり低く、英語力がどれだけ伸びたかはまだ分からない。
この記事では、実際の使い方、難易度、良かった点、無料版の制限や広告、学習効果についてまとめる。
利用条件と30日の記録
私は英語日記アプリ「LangJournal」を開発・運営している。今回のDuolingoは、英語学習を再開するために使い始めた。学習者としての感想に加え、開発者としてアプリの作り方を参考にしている面もある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用端末・プラン | iPhone・無料版(Super未加入) |
| 連続記録 | 30日(2026年9月6日時点) |
| カレンダーで確認した期間 | 2026年8月2日〜9月6日の36日間 |
| 実際に学習した日 | 30日 |
| ストリークフリーズ | 6回 |
| 1日の学習量 | 基本1レッスン、約5分 |
| 学習目的として選んだもの | 旅行 |
| 併用しているアプリ | LangJournal、mikan |
約5分という時間は、自分の体感で、計測した平均ではない。この記事の画面と利用状況は、2026年9月6日時点のものだ。登録前に試した約1週間は、上の記録に含めていない。

9月6日時点の連続記録。実際には休んだ日もあり、36日間で30日学習した。
Duolingoを選んだ理由
英語学習歴は5年以上あり、留学経験もある。ただ、帰国後は英語を使う機会が減り、直近の2年間はほとんど勉強していなかった。
以前はオンライン英会話を毎日やろうとしていたが、人と話す緊張感があり、毎回始めるのが億劫だった。一度休むと、そのまま休みが続いてしまった。英検1級に申し込んだものの、難しすぎて試験を受けに行かなかったこともある。
今回は負担を下げ、スマホアプリを中心に勉強することにした。英検も2級に申し込んでいる。Duolingoは有名で、以前使って気軽さを知っていたので、最初に思い浮かんだアプリだった。
留学中にも合計10回ほど使ったが、そのときは効果があまりなさそうだと感じてやめた。当時は早く英語力を伸ばすことを求めていた。今回は、まず英語に毎日触れることを目的にしている。
毎日の使い方:1レッスンで約5分
普段は、息子がテレビを見ている時間に新聞を読み、3つのアプリで勉強している。LangJournalで英語日記、Duolingoで1レッスン、mikanで単語学習をする流れで、アプリの学習は合計約20分だ。
Duolingoの1レッスンは、複数の問題を解き、正解率や獲得XPが表示されるところまでを指している。セクションやユニットを毎日一つ終えているわけではない。
ほかにも、シェアオフィスや会議前の待ち時間、ChatGPTの返答を待っている間、ジムの固定式バイクをこいでいるときなどに使った。電車ではスピーキングやリスニングの問題をスキップし、その場でできるものを進めていた。
オンライン英会話と比べると、相手がいないので緊張せず、空いた時間に始められるのが楽だった。
追加でもう1レッスンやった日はない。学習量を増やしたいときは、英検対策に直結するmikanに時間を使っていた。Duolingoは毎日少しずつ英語に触れるためのものとして使っている。
英語日記については、LangJournalで英語日記を51日続けた記録に詳しく書いている。
アカウント登録時に、最初の1週間をやり直した
最初は登録せずに約1週間試していた。途中で登録が必要になったとき、以前使っていたアカウントに入ってしまい、それまでの進み具合と連続記録が引き継がれなかった。
画面上はゼロからになり、そこからやり直した。重複した内容を飛ばすため、飛び級を一度使っている。
1日約5分だったこともあり、やり直しが大きな負担にはならなかった。記事を書く予定もあったし、開発者として最初の案内をもう一度見たい気持ちもあった。これから始める人は、最初に使うアカウントを確認しておくとよいと思う。
問題の難易度と学習内容
私にはかなり簡単だった
単語も文法も、すでに知っているものが中心だった。飛び級後も体感の難しさはあまり変わらず、英語学習歴に対して低い難易度を選んだと思う。
記事作成時は「セクション5・ユニット2」、スコアは60となっている。これは現在のコース上の位置で、今回の30日間だけでゼロからそこまで進んだという意味ではない。

よく出てきたのは、単語の並べ替えや、選択肢から空欄を埋める問題だった。自分で英文を考えてから答えるというより、選択肢を見れば解けることが多かった。

旅行の場面を使った穴埋め問題。私にはあまり考えずに解ける内容だった。
さらに飛び級することもできたが、特にそうしようとは思わなかった。今は毎日英語に触れることが目的なので、一つずつ進めればよいと考えていた。難しい問題に挑戦したい人には、物足りなく感じる使い方だと思う。
旅行での使い方には発見があった
学習目的に旅行を選んだので、入国審査、一人旅、ホテルの予約などの場面が出てきた。近いうちの旅行予定はないが、また海外へ行きたいので、実際に使えそうな内容なのは良かった。
例えば、soloという単語自体は知っていたが、一人旅の話でもこう使うのか、という発見があった。新しい単語や文法が少なくても、知っている表現の使いどころを確認できた。
音読する機会があるのは良かった
スピーキング問題では、表示された英文を音読していた。普段は英語を声に出す機会がほとんどないので、アプリの中で少しでも読めるのは良かった。文字だけを見るより覚えやすい感覚もある。
音声認識は問題なく通っていた。ただ、自分の声を聞くと、発音がいまひとつだと感じることはあった。
その場でお手本を聞き直したり、繰り返し読んだりはしていない。正解したら次の問題へ進んでいたので、発音の改善にどれだけつながったかは分からない。
アニメーションや達成時の演出
テキストや学校の授業と比べて、アプリ全体の雰囲気が楽しいと感じた。操作に合わせたバイブレーション、キャラクターのアニメーション、Duoのポーズなど、細かな反応がある。
1レッスン終えただけでも褒めてくれるし、途中の節目にも専用の画面が出た。

「このスコアで15回レッスンしたね。その調子!」という表示。
30日達成時は金色の画面になり、特別感があった。昨日の時点で29日だと知っていたので、当日は30日になることを意識して開いた。目標を達成できたのはうれしかったし、その日にこの記事を書こうと思った。
開発者としても、最初の案内、通知、ウィジェット、アニメーション、自社サービスの広告など、参考にしたい点が多かった。
休んだ後には「戻ってきてくれてありがとう」といった、状況に合わせた言葉も出たと覚えている。強く感動したというより、ケースごとに文言を変えている作り方が印象に残った。
続けやすさと、ストリークフリーズの利用
楽しいが、始めるときは義務感もある
使っている間は楽しいものの、毎日楽しみに開いていたわけではない。最初の3日ほどは楽しみだったが、その後は「今日の分を終わらせたい」という義務感が強くなった。
始めるまでの面倒さは、LangJournalやmikanと同じくらいだった。一つでも始めれば、残りのアプリもまとめて進められるので、3つを一緒にやる流れができている。
ランキングやXPは気にしておらず、ほとんど見ていない。意識していたのは、その日の分を終えることと連続日数だった。
フリーズは合計6回使っていた
休んだときは、連続記録を守るストリークフリーズを使った。記憶では3回くらいだったが、画像を確認すると8月に6回使っていた。思っていたより多かった。

8月は24日学習、6回フリーズ。9月1日〜6日は毎日学習していた。
覚えているのは、子どもの世話で一日が終わった日や、仕事と子育てで疲れ、深夜には勉強する気になれなかった日だ。そういう日には、ほかの二つのアプリも休んでいた。
フリーズがあって助かったと思う。連続記録が途切れていたら、そのまま休みが続いていた可能性がある。休んでも記録が残っていたので、翌日に再開しやすかった。
通知は最初の1週間ほど役立った
最初の頃は、通知を見ると勉強を思い出せた。今は子どもがテレビを見る時間などに取り組むようになったため、通知の有無はあまり関係ない。ウィジェットも、勉強を始めるきっかけになったという実感は特にない。
継続には、アプリ以外の理由もあった。「30日達成したら記事を書く」と決めていたことと、英検2級に申し込んだことだ。今回続けられた理由を、Duolingoの機能だけで説明することはできない。
無料版の制限と広告
1日1レッスン程度なら、制限によって進めなくなったことはなかった。今の学習量では、Superに加入する必要は感じていない。
レッスン後には広告が出る。私が見ていたのは、Superやファミリープランなど、Duolingo自身のサービスを案内するものだった。次へ進めるまで待つ必要はあるが、体感では10秒程度で、特に負担ではなかった。
広告には複数の演出パターンがあり、同じものを繰り返し見せられる不快感も少なかった。ただ、私自身が開発者としてDuolingoを参考にしているので、広告の見せ方を見ることにも関心がある。その分、気になりにくかった可能性はある。
登録時の行き違いと難易度以外には、大きな不満はなかった。
30日で感じた学習効果
新しく知った表現はあったが、日常生活で使った機会はまだない。今は英語で会話する場がなく、開始前後のテストもしていないため、英語力がどれだけ変わったかは判断できない。
私の目標は、友人と自由に話せるようになることだ。留学中は、自分の気持ちを英語で伝えるのが難しく、話すことに疲れて億劫になることがあった。
今回のDuolingoでは、選択肢から答える問題と音読が中心だった。自分の言いたいことをその場で英文にし、相手に伝える練習はしていない。今の1日約5分という使い方だけで、目標の会話力が身につくとは考えていない。
会話を伸ばすには、予習して実際に話し、復習するような練習も必要だと思う。一方で、以前はその負担が大きくて続かなかったため、今回は学習量を抑えている。
英語学習全体への気持ちは前向きになった。もっと勉強したいし、話す練習も増やしたい。以前、英語を話せるようになりたくて勉強していた頃の感覚が戻ってきた気がする。ただし、LangJournalとmikanも使い、英検も控えているので、Duolingoだけによる変化とは言えない。
どんな人に向いていると思うか
今回の使い方では、楽しく英語に触れたい人や、スマホで隙間時間に少しずつ進めたい人に向いていると感じた。人と話す緊張感がなく、短時間で取り組めるのは良かった。
一方、短期間で会話力を伸ばしたい人に、私と同じ使い方だけを勧めるつもりはない。すでに知っている内容が多い場合は難易度を上げたり、別に話す練習を加えたりした方がよいと思う。
私にとっては、今の生活で続けられることも、勉強法を選ぶ条件の一つだ。その目的では、Duolingoは使いやすかった。
今後も続けるか
当面は、今と同じ1日1レッスンを続けるつもりだ。ただ、長期的に使い続けるかは決めていない。今の習慣を変えるのが面倒だから、そのまま続けている部分もある。
10月の英検まではmikanを優先し、新しいアプリを増やす予定は今のところない。試験が終わったら、Speakなどの音声中心のアプリも候補にして、スピーキングの練習を増やしたいと考えている。

