英語の独り言を半年、100テーマ続けた。練習していないことも話せるようになった

英語の独り言を半年、100テーマ続けた。練習していないことも話せるようになった

2026-10-01約8分で読めます運営者の学習記録だいやん

英語のスピーキングで、私がかなり効果を感じた練習があります。自分について話すテーマを100個作り、繰り返し声に出す「独り言」の練習です。

取り組んだのは5年ほど前。半年ほどかけて100テーマをやり切りました。当時は毎日2時間ほど、テーマを作ったり、歩きながら話したりしていました。

楽な勉強ではありませんでした。ただ、続けた結果、自分で英文を組み立てて話すことがかなり得意になりました。今回は、そのとき実際にやっていたことを書きます。

1. 練習した文章以外も、かなり話せるようになった

一番変わったのは、英語の文章が口から出てくるようになったことです。

練習したテーマを話せるようになったのはもちろん、オンライン英会話でも、新しい内容を以前よりかなり流暢に話せるようになりました。覚えた表現を、別の話にも使えるようになった感覚があります。

妻には、練習したテーマを話したこともありますし、オンラインレッスンを受けているところも見られました。そのときに「もうペラペラじゃん!」と驚かれたのを覚えています。

私自身も、スピーキング力が上がったとかなり実感していました。

オンライン英会話も受けていましたが、自分で話す量と、使える表現を増やすという点では、この練習のほうが圧倒的に効果を感じました。

オンライン英会話では、相手の話を聞いている時間もあります。私の場合、話す内容も毎回似たものになりがちでした。独り言なら、自分でテーマを変えながら、とにかく話す時間を増やせます。

その場で相手とやり取りする練習も大事です。ただ、当時の私には、自分が使える英語のパターンを増やす練習が、とても合っていました。

2. きっかけは、NCCの先生にもらった追加課題

この練習を始めたのは、英語学校のNCCに通っていたときです。

授業の宿題に加えてもっと勉強したい人向けに、先生から追加課題をもらいました。それが、自分のことを英語で話すテーマを100個作る、というものでした。

たとえば、こんなテーマです。

  • 学生時代にやっていた部活
  • 妹について
  • 好きなYouTuber
  • 好きな映画
  • 住んでいるシェアハウス

1テーマにつき、1〜2分ほどの短い話を用意します。

自分について話せることを100個持っていれば、実際の会話でもかなり使えます。作った話をそのまま使う場面もありますし、そこで練習した表現を別の話に使うこともできます。

NCCに通っていたときの話は、こちらの体験記事にも書いています。

3. テーマを作り、何度も話し、2週間ごとに先生に見てもらう

私の進め方は、だいたい次のような流れでした。

1日1テーマ、自分のことを話してみる

まず、その日に話すテーマを1つ決めます。

そこからの作り方は、ケースバイケースでした。いったん話してみて軽くメモをすることもあれば、英文をしっかり書くこともありました。半年の間に、自分のやり方もかなり変わっています。

最近、当時のメモを見返したら、思っていた以上に英文を書いていました。「好きな映画」や「シェアハウス」について、まとまった文章が残っています。

意識していたのは、できるだけ自分が使える英語で表現することです。難しい単語を並べることは目指していませんでした。ただ、その単語を使わないと表現しにくいことは、調べて取り入れていました。

当時は今のような生成AIを使っておらず、「DMM英会話なんてuKnow?」や「HiNative」をかなり参考にしていました。辞書を引くことはあまりなかったです。

歩きながら、お風呂に入りながら、何度も話す

話の内容ができたら、何度も声に出します。

私は、とにかく歩きながらやっていました。家の中や、周りの迷惑にならない範囲でシェアオフィスの中を歩きながら話す。お風呂に入ったときにも話す。そうやって繰り返していました。

話していると、「ここは違うな」「この表現のほうがいいな」と気づくことが出てきます。そのたびに少しずつ直します。

毎回、一字一句同じ文章にすることは目指していませんでした。同じ言い方をしてもいいし、少し変わってもいい。自分の言いたいことを、すらすら話せるようにするのが大事でした。

慣れてくると、新しいテーマを1つ作るのは30分ほどで終わるようになりました。そこから繰り返し話したり、以前のテーマを復習したりします。

10テーマたまったら、先生のチェック

基本的には、1日1つ新しいテーマを作り、前日までのテーマも軽く復習していました。

10テーマできたら、新しく作るのはいったん止めます。残りの4日ほどは、その10テーマをひたすら練習していました。

先生には、2週間に1回、授業が終わったあとに10分ほど時間を取ってもらっていました。これは本当にありがたかったです。

先生が10テーマの中からランダムに3つ選び、私がそれを話します。発表するときは、日本語の箇条書きだけを見ながら話していたと記憶しています。

一番大事なのは、すらすら話せるかどうか。その次に細かい文法です。

私へのフィードバックは、「ここはこっちの表現のほうがいいね」といったものでした。細かな指摘の内容はもう覚えていませんが、よく褒めてもらったことは覚えています。十分に話せたら、次の10テーマに進んでいました。

4. 「万引き」が言えなくても、知っている英語で話す

この練習で大事だったと思うのが、知らない単語があっても、知っている英語で表現してみることです。

たとえば、好きな映画として『万引き家族』を紹介するテーマを作りました。そのとき、最初は「万引き」を英語で言えませんでした。

そこで、「steal something」のような言い方をしました。

ぴったりの単語を知らなくても、自分が知っている言葉で言いたいことを表現してみる。実際の会話では、これがかなり大事だと思っています。パーティーなどで話しているときに、毎回辞書を引くわけにはいきません。

ちなみに、今回見返した当時の英文メモには「shoplift」という単語も入っていました。調べた表現も取り入れながら練習していたのだと思います。

最終的には、使える単語や表現は増やしたいです。ただ、知らない単語があるたびに止まってしまうと、話は続きません。手持ちの英語でパッと表現する力は、この練習でかなりついたと感じています。

5. 最初の3テーマがつらかった。続けられた理由もある

100テーマをやり切るには、正直、相当な覚悟が必要でした。

私の周りでも7人くらいの生徒が取り組んでいましたが、最後までやり切ったのは、私が見ていた範囲では私だけでした。

特につらかったのは、最初の3テーマくらいです。

新しいテーマを作るのに、ものすごく時間がかかる。すぐ調べたくなる。自分の英語に自信がないし、やり方もよくわからない。まだ効果も感じられません。

それでも、10テーマが終わるころには、かなり楽になりました。

続けられた理由として大きかったのは、2週間ごとの先生のチェックです。「そこまでに話せるようにしなくちゃ」と思うと、頑張れました。自分だけで期限を決めていたら、同じように進められたかはわかりません。

時間と環境にも恵まれていました。

当時はまだ子どもがおらず、英語の勉強に使える時間がたっぷりありました。妻もTOEICの勉強をしていたので、二人で英語を勉強することに理解がありました。

シェアオフィスも借りていて、朝と夜には必ず行っていました。毎日2時間ほど、この練習に使っていました。

私はもともと、決めたことを続けるのは得意なほうです。今も毎日ランニングをしていますし、断酒も2年ほど続いています。それに加えて、先生に見てもらえること、勉強する時間があること、家族の理解があることが、かなり大きかったと思います。

6. 完璧な英文でなくても、自分で話せる英語が増えた

この練習を終えたからといって、完璧な英文が話せるようになったわけではありません。発音も、今でも自分ではあまりよくないと思っています。

当時から、発音はそこまで意識していませんでした。まずは構文を使い、文章を組み立てて話せることを重視していました。発音については、ある程度割り切っています。

英文も、全部を添削して完璧に仕上げようとすると、きりがありません。

「間違っているかもしれない」と思っても、どんどん話して先に進む。話す中で気づいたところを直したり、必要な表現を調べたりして、少しずつ精度を上げていました。

きれいに直してもらった文章が、自分では出てこない英語になってしまうこともあると思います。私にとっては、自分の言葉で話せる状態を作ることが大事でした。

半年ほど続けて100テーマを作ると、同じような表現を別の話でも使えるようになりました。練習していない内容を話すときにも、以前より文章が出てきます。

自分について話せることを100個用意し、それを何度も声に出す。かなり時間は使いましたが、私のスピーキングを大きく変えてくれた練習でした。