「大丈夫」は、自分が平気なら I’m OK.、何かを断るなら No, thank you.、許可するなら Sure, go ahead. と言えます。予定について「それで大丈夫」と伝えるなら That works for me. が使えます。
まずは、今伝えたい「大丈夫」を選んでみてください。
| 伝えたい意味 | 英語 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 私は平気です | I’m OK. | 体調や気分を心配されたとき |
| いりません、大丈夫です | No, thank you. | 飲み物や手助けを断るとき |
| しても大丈夫ですよ | Sure, go ahead. | 「窓を開けてもいい?」などに答えるとき |
| その予定で大丈夫です | That works for me. | 待ち合わせの時間や場所を決めるとき |
| 気にしなくて大丈夫です | That’s OK. | ちょっとしたことを謝られたとき |
| きっと大丈夫だよ | It’ll be OK. | 不安な相手を安心させたいとき |
どれも「大丈夫」と訳せますが、会話の中での役割は違います。ここからは、相手のひと言とセットで見ていきましょう。
「大丈夫です」と断るなら No, thank you.
カフェで飲み物をすすめられたときの返事を比べてみます。
店員:Would you like some more coffee?
コーヒーのおかわりはいかがですか?
- もらう:Yes, please.
はい、お願いします。 - 断る:No, thank you.
いいえ、大丈夫です。
日本語の「大丈夫です」をそのまま OK. にすると、受け入れたつもりでなくても、同意として伝わることがあります。いらないなら、No, thank you. と意思を示すとわかりやすくなります。
また、申し出に Thank you. だけで答えると、受け入れる返事になります。「ありがとう、でもいりません」のつもりなら、No を添えましょう。これは Cambridge の文法解説でも説明されている違いです。参考:Please and thank you
手助けを断るときは、理由をひと言添える
相手:Would you like some help with your suitcase?
スーツケースを運ぶのをお手伝いしましょうか?
自分:No, thank you. I can carry it.
ありがとうございます。でも大丈夫です。自分で運べます。
※音声はAIで生成しています。
No, thank you. だけでも断れます。I can carry it. を添えると、「手伝いがなくても運べる」という意味まで伝えられます。
自分が平気なら I’m OK.
体調や気持ちを心配されたときの「私は大丈夫」には、I’m OK. が使えます。
友人:Are you OK? You’ve been quiet.
大丈夫? さっきから静かだけど。
自分:I’m OK, thanks. I didn’t sleep much last night.
大丈夫、ありがとう。昨夜あまり眠れなかったんだ。
この場面では I’m fine. や I’m all right. も使えます。最初は言いやすいものを一つ覚えれば十分です。「眠れなかった」「少し休みたい」などを続けると、自分の状態をもう少し詳しく説明できます。
本当は助けてほしいなら、無理に「大丈夫」と答える必要はありません。
I don’t feel well. Can we take a break?
気分がよくないんだ。少し休んでもいい?
「平気かどうか」に加えて、どうしたいかまで伝えられると、相手も対応しやすくなります。
「しても大丈夫ですよ」は Sure, go ahead.
相手が「〜してもいい?」と許可を求めてきたときは、Sure, go ahead. で「もちろん、どうぞ」と答えられます。
相手:Can I open the window?
窓を開けても大丈夫ですか?
自分:Sure, go ahead.
大丈夫ですよ。どうぞ。
ここで伝えたいのは、自分の体調ではなく「その行動をしてよい」という許可です。Go ahead. を付けると、相手に「どうぞ」と促せます。
Do you mind if ...? への返事は?
同じ許可の質問でも、Do you mind if ...? は「〜したら気になりますか?」という聞き方です。
相手:Do you mind if I charge my phone here?
ここで携帯を充電しても大丈夫ですか?
自分:No, not at all. Go ahead.
全然かまいません。どうぞ。
この No は「だめ」ではなく、**「気になりません」**という意味です。No. だけで止めず、Not at all. や Go ahead. まで答えると、許可していることを伝えやすくなります。参考:Mind
予定の「それで大丈夫」は That works for me.
時間や場所の提案が自分の都合に合うときは、That works for me. が使えます。
友人:How about meeting at the station at ten?
10時に駅で待ち合わせるのはどう?
自分:That works for me. Let’s meet by the ticket machines.
それで大丈夫。券売機のそばで会おう。
この work は「働く」ではなく、「都合がよい・うまくいく」という意味です。That の代わりに時間や曜日を入れて Ten works for me.(10時で大丈夫)、Friday works for me.(金曜日で大丈夫)とも言えます。
都合が合わなければ、別の案を添えて返せます。
I can’t make it at ten. How about eleven?
10時には行けないんだ。11時はどう?
British Council の友人同士の予定調整の教材でも、works for me が使われています。参考:Messaging to make plans
謝られたときと、励ますときの「大丈夫だよ」
「気にしないで」は That’s OK.
ちょっとした失敗や行き違いを謝られたときは、That’s OK. と返せます。
友人:Sorry, I got the meeting place wrong.
ごめん、待ち合わせ場所を間違えちゃった。
自分:That’s OK. I’m nearby. I’ll come to you.
大丈夫だよ。近くにいるから、そっちに行くね。
同じような場面で Don’t worry about it.(気にしないで)も使えます。「近くにいる」「あとでできる」などを続けると、問題ない理由も伝わります。
「きっとうまくいくよ」は It’ll be OK.
これからのことを不安に思っている相手には、It’ll be OK. と言えます。It’ll は It will の短縮形です。
友人:I’m nervous about ordering in English.
英語で注文するの、緊張するな。
自分:It’ll be OK. We can look at the menu together first.
大丈夫だよ。先に一緒にメニューを見よう。
励ます言葉に、今できることをひと言添えた会話です。謝罪への「気にしないで」と、これからのことへの「大丈夫だよ」を分けて覚えると使いやすくなります。
「大丈夫?」と聞くときは、何を確認したい?
相手の状態が心配なら Are you OK?、提案した内容を確かめるなら Is that OK? が使えます。
| 確認したいこと | 英語と日本語訳 |
|---|---|
| 相手の体調や気分 | Are you OK?(大丈夫?) |
| 伝えた予定が問題ないか | Let’s meet at six. Is that OK?(6時に会おう。それで大丈夫?) |
| ある時間が相手の都合に合うか | Does six work for you?(6時で大丈夫?) |
| 自分が何かをしてよいか | Is it OK if I sit here?(ここに座っても大丈夫ですか?) |
Are you OK? の you は「あなた」、Is that OK? の that は「今話したこと」を指します。
ただし、Are you OK with that? と with that を付けると、「あなたはそれでかまいませんか?」という確認になります。you か that かだけでなく、文全体を見るのがポイントです。
使う場面を一つ、自分の会話にしてみよう
今度「大丈夫」と言いそうな場面を一つ選び、相手の質問と自分の返事を書いてみましょう。
たとえば旅行先のカフェなら、次の2行です。
Would you like some milk?
ミルクはいりますか?
No, thank you. I like my coffee black.
大丈夫です。コーヒーはブラックが好きなので。
「大丈夫」の訳を増やすだけでなく、何に対して、どう答えるのかまでセットで練習すると、実際の会話でも選びやすくなります。
参考資料
※会話例は本記事用に作成したものです。
